避けて通れないこと・・・その最期を看取ること・・・

 この仕事をしていると絶対に避けられないのが、入所者さんがお亡くなりになる、ということ。それも、この1ヶ月半くらいで3人の方が亡くなっています。しかもそのうち2人は、変な言い方だけど、わりと急に亡くなってしまった。私はその場面には直接携わってないけど、なくなったという話を聞いて、いつもビックリするやら悲しいやら、複雑な心境になります。うちの母方の祖母もずっとこの老人ホームにお世話になっていて、その時は仕事休みかなんかで私は家にいて、お母さんが最期を看取ったんだけど、その時もまず、看護師と介護員がこうやって湯灌してくれたんだろうな。その後の葬儀業者が葬儀の場所まで連れてきたところからしか見てないけど、業者さんも慣れた感じで、でもとても丁寧にその後の処置をしてくれたのを覚えています。
 今回の湯灌の指導にあたった看護師の方も「最後にその人らしく帰っていただくために、綺麗にしてあげてください」とおっしゃってた。何だか胸にズンとくる。で、話は続く。「でもその前に、日頃から、(整髪や爪切りなど)身なりを整えてあげたり、楽な姿勢で食事介助や寝かせてあげたり、気をつけてくださいね」と。う〜ん、わかってはいるんだけど、仕事忙しくてなかなか気が回らない、というのも言い訳にもならないんだろうけど、普段からちゃんとしてあげなきゃいけないなぁ・・・と反省・自戒。そして、本当に最後を看取ったときに、慌てずに、手順を踏んでっていうのもおかしいかもしれないけど、きれいな姿でお帰りいただけるように・・・。今回はほんとうに勉強になったと思います。